寝ないで勉強は良くない?
日本は子どもたちも多忙!?
中高生、特に受験生は1日に何時間も勉強しています。
塾通いの子などは、帰宅が9〜10時になることもあるそうで
1日のスケジュール管理の大変さは想像を絶しますね〜。
そもそも、勉強していなくても、宿題、部活、遊びに、ご飯にお風呂、
子どもたちは毎日多忙です。
大人も忙しいけど、日本の子どもは特に多忙だと言われているよね。
うちの子も、部活を終えて帰ってくると外は真っ暗。
そこからなんだかんだとやり始めるわけです。
バリバリテキパキ家庭学習をやることもあれば、
中学生だって疲れることはあって
ゆっくりお菓子を食べてYouTubeなんかもしたいわけですよ。
「9〜10時ごろにお風呂はいろ〜」なんてのんびりしていると
就寝が11時前後になっちゃうこともあるんですよね。
早く寝なさい〜と嗜めることもしばしば。
子どもは寝ないとダメ。
生活リズムが崩れる。成長ホルモンに影響する。
精神的にも良くない。
何となく、「睡眠不足は良くない」と思うけど、
説得力を増すためにちょっと調べてみました。
日本は夜更かし世界一!
世界の睡眠状況を調べた地図。
面白い。
やはり日本は多くの人が夜更かしをしている国だそうです。
8時間も仕事や学校に行き、働いている人たちには残業もあって、
通勤通学に時間がかかって、やっと帰宅して勉強したり家のことをしたり
ご飯やお風呂に入ったり。
テレビやゲームや読書だってしたい。
自分の時間がなければストレスも溜まります。
そりゃあ、寝る時間も遅くなりますよね。
日本は、労働時間が長すぎると思います。
一方で、オーストラリアなんかの求人を見ると、仕事開始が早い(7時)けど、
終わるのも早い(4時)というようなシフトだったりするようですね。
これなら同じ8時間でも、時間の使い方がだいぶ変わってきそう。
何故、夜更かしは良くないのか?
さて、例のフィリップス社のサイトを読むと、
睡眠不足になると、心身に様々な影響が出ることがわかります。
認知機能の障害
あなたが疲れているとき、おそらく頭がぼんやりした感じがすることと思います。十分に眠っていないと認知機能に様々なかたちで障害をきたし、日中の生産性や人との関わりに影響を与えます。睡眠不足は目の前の課題に集中するのを難しくし、物事を思い出したり新しい情報を覚えておいたりすることも困難になります。その結果、職場で人為的ミスの発生源となる可能性が大きくなり、あなたの仕事の質にも悪影響を及ぼします。睡眠をより多く取ることは、翌日仕事や学校でより良いパフォーマンスを発揮し、タイミングを逃さず合理的な判断を下すことができ、同僚や同級生と上手くコミュニケーションが取れ、創造性を柔軟に広げることにもつながり、良い影響が得られます。
免疫の低下で感染症にかかりやすい、とか、
イライラ、ストレスが増える、とか、生活習慣病になりやすい、とか
まあ体に悪いことは一目瞭然。
その中でも、勉強を頑張るブログとしてはやはり、脳の機能に注目したい。
AERAのウェブサイトでは、受験生と睡眠の関係が書かれていました。
勉強量を増やし、勉強時間を確保したくて、睡眠を削る。
テスト前などに、誰でも一度くらいは経験したことがあるかもしれません。
でも、子どもたちにはできるだけ睡眠も確保して欲しいですよね。
睡眠不足は学習を妨げる。
むしろ、睡眠が記憶を助けるエピソードを発見しました。
なんと、記憶は睡眠中に整理され定着するそうなんです。
寝る前は記憶のゴールデンタイムです。これには二つ理由があって、ひとつは、脳内の情報整理が睡眠中に行われるから。寝るまでに体験したことを情報として整理し、必要な情報だけを記憶として定着させる作業を行っている。もうひとつは、睡眠中は新しい情報がシャットダウンされるから。起きていると脳に次々と新しい情報が入ってきてしまい、せっかく覚えたことが新しい情報と干渉し合って、正確に記憶されにくくなってしまうんです。覚えたいことは寝る前に覚えて、すぐに寝るほうがいいんですね。
おお〜、もしかして一夜漬けもこういう理論だったの?笑
また、理想的な睡眠時間として「アメリカ睡眠財団」では、6~13歳の子で9~11時間の睡眠時間が推奨されているそうです。
9時間は、、、理想的ですが、かなり難しいぞ。。。
学校があるので、起きる時間を基準とすると、朝6時から9時間。
夜9時就寝は、現代の中学生には求めすぎかもしれません。
でも、せめて7時間は寝て欲しいなぁ。
10:00〜6:00で7時間
10:30〜6:30で7時間
勉強した記憶をきちんと脳に覚えさせるためにも、
これからは睡眠をもっともっと大事にしたいね。